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2007年04月17日

不良債権問題

不良債権問題金融システムの不安定要因となっている

1980年代後半以降のバブルの生成と崩壊により、金融機関は多額の不良債権を抱えた。多額の不良債権金融機関が金融機能を発揮する上での障害となり、経済全体に不透明感もたらす原因のひとつとなっている。

地価、株価の急激な上昇により発生した評価益は土地と株式を合わせて、1986年から1989年までの間、各年の名目GDPの90%から140%にも相当する大規模なものだった。しかし、1991年からは、逆に大規模な評価損が生じている。

資産価格が急上昇する過程では、企業は含み益(時価と簿価の差益)の拡大によってリスク許容力を高め、投資に積極的となる。同じくリスク許容力が高まった金融機関がその需要に応え、さらに、場合によっては、積極的に需要の開拓を行う結果、企業、金融機関共に、資産・負債が大きく膨らむ。ところが、資産価格の下落の過程では、負債はそのままに資産価格だけが縮小する。

このことは、企業、金融機関それぞれに影響を与えるが、企業が資産価格の縮小に耐えられない場合の負担は金融機関に集約されるため、金融機関に最も深刻な影響が生じることになる。

バブルの生成と崩壊は80年代後半から、90年代の初めにかけて、多くの国で同様に生じている現象だが、他の国においては抜本的な対策を打つことにより比較的早期に問題を解決している。問題を先送りしてきた日本でも、1998年に入ってようやく、金融システム安定化二法、金融再生トータルプランにより、問題の解決へ向かうようになった。
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